来夏に行われる東京都議選を念頭に、新たな地域政党立ち上げの意向を明らかにしている前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)がテレビ朝日へ敵意をむき出しにした発言がネット上で話題となっている。17日に生配信されたYouTubeチャンネル「リハック」内で、自身が出演した同局「グッド!モーニング」のインタビュー動画の編集方針について怒りをあらわにした。
今回の配信では、元テレビ朝日アナウンサーで東京都議会議員の川松真一朗氏(44)と対談。石丸氏は川松氏の古巣にかみついた。「(編集する)デスクの責任が極めて大きい。もう具体的に言うと、『グッド!モーニング』のテレ朝、絶対許さん」と切り出した。その上で「これから先、新党の立ち上げに際して、記者会見を開催します。その際にテレ朝は個別的に集中して攻めます」と宣言した。
理由は、都知事選後のインタビューをめぐって悪意のある編集をされたことに対しての怒りだった。「1時間20分のロングインタビューをたかだか10分の動画にまとめた。そのうち3分の1ぐらいは、過去の映像を織り交ぜて、要はテレ朝が勝手に作り出した物語が流れている」と主張した。
そして「選挙戦を振り返るっていう動画だったんですけど、極めて朗らかに…斎藤ちはるさんだったかな、元乃木坂。あの方がインタビュアーで。意を決して…怖かっただろうけど、インタビューをされたわけで。それが分かったから、努めて柔らかい雰囲気でインタビューに答えた。それはあの場にいたスタッフの方全員が空気が共有できたと思います」と前段を説明した。
さらに「にもかかわらず出来上がった10分の動画がめちゃくちゃ偏向的な、初めから結論ありきの動画になってて。要は石丸パワハラ気質っていうのをテロップにそのまま載せてましたから。っていうところに僕はめちゃくちゃ怒り心頭なわけですよ」と言葉に力を込めた。
続けて「次、記者会見にテレ朝が来た場合には、まずそこを詰めるところから始めます。それに満足がいく答えを出さない限り次に進まない。集中的にその1社だけを狙い打ちにします。他の局に迷惑がかかると思ったらテレ朝来ないでください。なので、テレ朝以外が独占報道する形になります」と宣言した。
解決策として「『グッド!モーニング』の担当の方出てきてください。もしくは謝れとも言いません。ただただ1時間20分のフルの動画をYouTubeに載せてください、それで僕は全て許容します」とした上で「なぜ、それをやらないのか。何ていうつまらないプライドを今、守ろうとしてるのかなと。テレ朝の『グッド!モーニング』のデスクに対して思っている」と語った。
X(旧ツイッター)では石丸氏の主張に対し賛否両論が渦巻いた。「こうして石丸さんがメディアのあり方や、みんなに政治に興味関心を持ってもらおう、盛り上げようという意図があることをテレ朝等のメディアに伝わるといいな」「抜き打ちでやるより優しいと思う 対策する猶予を与えてるわけだし」などの書き込みがあった。
一方で「私は都知事選前までは石丸氏を支持していたが、その後、石丸氏の考えに賛同出来なくなった。今回の、テレ朝が自分の発言映像について意にそぐわない切り取りを行ったから、全編をSNS動画で流せ、との主張も独善的…」「ただの言論弾圧では? 守れ放送する権利を!」などのコメントもあった。
昨今の新聞・テレビは自分たちの主張を表に出し過ぎていると思う。
事実は事実のまま記載・放送し、その上で自分たちはこう考えるみたいな感じだと良いと思うのだが、明らかに自分たちの主張に沿う部分だけ拾ったり誤解を招くような意訳をしたり、酷いものは改竄したりと、もはや報道とは呼べないものになってしまっているのが問題。
もしそうしたいなら冒頭に必ず報道ではなく自分たちの意見を世に広める活動をしている旨を知らせるべきだ。
メディアの信用度と最近言われますが、随分前から信用度は低いと感じてました。ネットが高い訳でもないですからね。情報の信頼性はほとんど一般人では確証はつかめません。正しいと思っていても、後々変わっていくことは沢山有ります。よく考えて見て下さい、振り回されない事が大切かと思います。
最近のメディア特にオールドメディアに対する庶民の見方は、かなりその信頼度が低下している。度を過ぎた偏向報道、切り取り等がその原因と思われる。信頼回復には原点に立ち返って公正中立な報道を心掛ける事だと思う。
今回の石丸氏の件に限らず、メディアの恣意的な報道はこれまで多々あったんでしょう。そして報道された側が不満を表明しても結局その事を報道するかどうかはメディア側の判断になります。更には仕返しを受けることを恐れ、おいそれと批判出来ないという実態もあると推察します。
特に政治に関わる恣意的な報道は国益を大きく損ねることに繋がりますから、石丸氏の問題提起にはメディアも真摯に向き合わないといけないし、受け手側のリテラシー向上も必要なのでしょうね。
石丸さんのイメージに関与したい意図はありませんが、「解決策として…謝れとも言いません。ただただ1時間20分のフルの動画をYouTubeに載せてください、それで僕は全て許容します」という意見が出ています。
これは、このニュースで紹介されている石丸さんのイメージを置いておけるほどに「これは、(テレ朝側は)やればいい」「極めて冷静な落としどころ」という印象です。
メディア選別も見たくないし、かといって記者会見にならない場というのも見たくないので、「対マルマルは一切妥協してはならない」的な姿勢はとらなくてもいい場面じゃないか?ということを伝えてあげたい。
ネット上は「スポンサーを得られるテレビ番組の放送時間」に縛られずに詳報できる場ではあると思うので、ほかの場合でも「切り取りすぎかな?」という編集をせざるを得なかった場合は無言時間やプライベートな部分は抜いた「ほぼ完全版」をネット上に用意すればいいのではないでしょうか。
コメ数1083、1位コメの「共感した」数は1544。 「共感した」数が多い順に5つピックアップ。
「石丸伸二氏「テレ朝、絶対許さん」都知事選後のインタビューの編集巡り「怒り心頭」もX賛否両論」12/21(土) 6:34配信の日刊スポーツの記事。