1月7日、中居正広(52)と笑福亭鶴瓶(73)がMCを務めるバラエティ番組『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)の新春4時間SPが放送された。同局は番組放送当日に中居の出演シーンを全カットして放送すると発表していたが、実際に中居は1度も画面に映ることはなく、強引にカットしたうえでの放送となった。
中居を巡っては、2024年12月19日発売の『女性セブン』(小学館)で、女性との間で“密室のトラブル”を起こし、解決金9000万円を支払っていたことが報じられ、その後、スポーツニッポン、『週刊文春』(文藝春秋)などで後追い報道が相次ぐ事態となっている。
騒動が起こったのは23年にあった会食の席でのことだったといい、当初、会食は中居ともう1人の男性、女性で行なわれる予定だったものの、男性が急遽来られなくなり、中居と女性の2人だけに。その後、密室内の2人の間に《深刻な問題が発生し、トラブルに発展した》とされる。
中居の所属事務所は代理人弁護士を通じて《以前に双方の話し合いにより、解決しておりますことをご理解ください。お互いに守秘義務がありますので、対外的にお答えすることはありません》と回答し、トラブルがあったことは否定しなかった。
一連の報道を受けてとしか考えられないが、テレビ各局は24年末から中居のレギュラー番組で“対応”をみせた。『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)や『中居正広の土曜な会』(テレビ朝日系)の収録・放送が見合わせとなり、前述の1月7日放送の日テレ『仰天ニュース』も中居の登場場面は全カットに。同局は、中居との話し合いの中で出演シーンをカットする旨を中居に伝えたところ《同様の申し出を受けた》と明らかにしている。
そして、1月8日朝10時には『だれかtoなかい』(フジテレビ系/日曜夜7時~)の公式サイトが更新され、
《番組MCの中居氏に関する報道を受け、状況を総合的に検討した結果、1月12日の放送から当面の間休止とする判断に至りました。放送を楽しみにされていた視聴者の皆様には、大変申し訳ございません》
と、フジテレビが正式に発表。『だれかtoなかい』の12日放送回は、『千鳥のクセスゴ!3時間SP』に差し替えられることとなった。
「中居さんの休業は秒読みでしょう。自ら『仰天ニュース』の出演場面のカットを申し出ているわけですからね。そして、中居さんは以前から引退を示唆する発言もしていましたから、休業では止まらない可能性も高くなってきました……」(ワイドショーデスク)
7日放送の『仰天ニュース』では、スタジオの引きの映像でもMCの中居がいるであろう中央部分をカットするなど、極力、ひな壇しか映らないような編集がされていた。当然のように、中居と鶴瓶によるオープニングトークもなかった。
「番組終盤には、日産自動車の元長であるカルロス・ゴーン氏が2019年に行なった国外逃亡事件の20分弱のVTRが放送されましたが、これも事前告知のない特集だったこと、画面上に出演者の顔を抜く“ワイプ”がなかったことから、中居さんの登場場面カットで不足した尺を、無理やり埋めたのでは……という指摘もありますね」(前同)