中山美穂、無理をしていたアイドル時代から「いまは、いい具合で自由になった」

「しばらく仕事から離れていた時期がありまして、“もう、やらないんだろうな”という印象を持たれていたんじゃないかと思うんです。だから、積極的にやりますよ! っていう姿勢を見せたくて(笑)」 映画『蝶の眠り』で演じた遺伝性アルツハイマー病に侵された人気作家や、ドラマ『黄昏流星群』での娘の婚約者に惹かれてしまう母親。そして、昨年10月に公開された映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』では、年下ダンサーと浮気する妻を演じるなど、ここ数年、刺激的な役柄にも果敢に挑戦を続けている中山美穂(49)。 出演作は客観的に見たい 「若いころと違って幅の広い役をいただける。それが、楽しいんです。よい作品、よい監督、よい脚本というのがいちばんで、そう感じる作品ならなんでも引き受けたい」 そう語る中山がWOWOW『連続ドラマW 彼らを見ればわかること』で演じるのは、再婚相手とともに、ひとり息子を育てながら人気レディコミ漫画家としての顔も持つ百々子。ひとつのマンションに住む3人の女性と、3組の家族。それぞれが抱える事情や欲望、現代社会の家族像をリアルに描く。 「今回、ちょっと特別な撮り方をしているんです。誰かが覗(のぞ)き見ているような視点であったり、カメラワークだったり」 多くの人が持つ“覗き見てみたい”願望。ご興味は? 「やだぁ~(笑)。でも、そういう視点で見ることができるドラマだと思います。実は、私、自分が出ている作品を見るのが怖くて。現場で演じたり、作ったりする過程は大好きなんですけど、作品ができあがりましたって言われても“やっぱり無理”って見ることができなくて。 かなり時間がたって、客観的に向き合えるようになってから見るようにしています。このドラマは、自分の演技をというより、どんな映像になっているのかをすぐにチェックしたいですね」

【住宅など3棟焼く火事】火元の家の女性1人と連絡取れず

13日夜、島根県浜田市で住宅など3棟を焼く火事がありました。この火事で、火元の家に住む女性1人と連絡が取れていません。 火事があったのは、島根県浜田市浅井町の岡本久美子さん92歳の住宅です。 13日午後10時40分ごろ、近くの住人から「煙や炎が出ている」と消防に通報がありました。 火はおよそ3時間後に消し止められましたが、岡本さんの木造一部2階建ての住宅1棟が全焼。近くの住宅1棟が半焼するなどしました。 この火事で全焼した住宅に住む岡本さんと連絡が取れていないということです。 他にけが人はいませんでした。 警察と消防で岡本さんの行方を捜すとともに出火原因などを詳しく調べています。 (2024年12月14日放送) ◇メンバーシップ「日テレNEWSクラブ」始まりました 月額290円で所属歴に応じ色が変化しステータスアップしていくバッジ特典や、ライブ配信のチャットで使えるスタンプなどの基本機能が特典となります!!

中山美穂さんの遺体“空白の24時間”への疑問を遺体管理学の権威が指摘「遺族の希望を最優先にすべき」

12月6日、自宅の浴槽で亡くなっていたのを発見された女優の中山美穂さん(享年54)。12日には家族葬が営まれ、妹で女優の中山忍が喪主を務めた。 パリから20歳の長男も駆けつけ、中山さんに対面。忍は、葬儀後にコメントを発表し、《私にとって姉は「大好きなお姉ちゃん」であるとともに「みなさんの中山美穂」であり、「永遠のシャイニングスター」です》と、別れを惜しんだ。 入浴中の不慮の事故であると発表されているが、細かな事情はわかっていない。 「中山さんは6日の夕方から、大阪市内でクリスマスコンサートを開催する予定でした。新幹線で移動するため、事務所スタッフとJR品川駅で待ち合わせをしていましたが、姿を見せなかったため、スタッフが自宅に向かい、浴槽の中で前屈みに倒れている中山さんを発見しました。すぐに119番通報し、駆けつけた医師が死亡を確認したため、警察に通報したとのことです。湯は張られていたそうですが、すでに水になっていたと聞いています。事件性はありませんが、『急激な温度変化によるヒートショック』なのか、『体内にアルコールが残っていたことによる溺死』なのか、さまざまな可能性があるため、8日に解剖がおこなわれ、その後、自宅に戻りました。解剖の最終的な結果が出るまでしばらくかかるようです」(社会部記者) さらなる事故を防ぐためにも、原因究明が待たれる。ところが、ある“不審点”を指摘する人物がいる。遺体管理学の権威で、中国・長沙民政学院の伊藤茂教授だ。 「今回、中山さんの遺体は、『調査法解剖』を受けたと報じられています。しかしこの解剖は、法の趣旨に照らすと、東京都内でおこなわれるべき解剖ではありません」 そもそも、解剖には法律上、3種類あるという。 「まず『司法解剖』。これは、事件性があると捜査機関が判断した場合におこなうもので、今回は関係ありません。次に『行政解剖』です。これは、遺体の死因究明を目的とするもので、死体解剖保存法に基づき、遺族の承諾なしに実施できます。ただし、行政解剖をおこなえるのは監察医のみ。現在、監察医が置かれているのは東京23区と大阪市、横浜市、名古屋市、神戸市のみです。それ以外の地方では、行政解剖に準じるものとして、遺族の同意を取ったうえで、大学の医学部に設置されている法医学教室に解剖を依頼します」(伊藤教授・以下同) そして3番めが、今回の調査法解剖だ。 「これは2013年に施行された『死因・身元調査法』という法律に基づいた解剖です。“新法解剖”とも呼ばれており、監察医のいない地域でも、遺族の承諾なしに解剖ができるようになりました。しかし、逆にいえば、すでに監察医がいて、行政解剖がスムーズにできる東京都内では不要なんです」 あえて調査法解剖を選ぶことで、生まれる弊害もあるという。 「行政解剖の場合、解剖をおこなう監察医務院は、解剖の専門施設として、すぐ対応できるようになっています。しかし調査法解剖は、大学の法医学教室に頼む都合上、大学の予定に左右されます。今回の場合も、中山さんの遺体は12月6日に渋谷署に運ばれたようですが、実際に解剖がおこなわれ、遺族のもとに帰ったのは8日です。つまり、12月7日の“24時間”は渋谷署の霊安室に置かれたままだったということです。行政解剖であれば、7日中に解剖を済ませ、遺族のもとに帰ることができたはずです」 ではなぜ、わざわざ不都合な解剖がおこなわれることになったのか。伊藤教授は「いくつか原因を推測できる」と語る。 「行政解剖をおこなう監察医務院は『行政』という言葉のとおり、東京都の管轄です。つまり、都が主導権を持つことになります。一方、調査法解剖は、警察署長の判断で大学に依頼するため、主導権は警察が持つことになります。中山美穂さんの死去という“大事件”を、自分たちで牛耳りたいと考えたのかもしれません。 また、調査法解剖は2013年にできた、比較的、新しい制度です。あえてこれを利用することで、新制度の周知をはかったのかもしれません。ただ、遺族としては1日も早く解剖を済ませて、遺体をそばに戻してほしいと願うのが普通でしょう。警察のエゴでこのような解剖を選んだのだとすれば、問題だと思います」 なぜ、わざわざ中山さんの解剖を遅らせるような対応をとったのか、警視庁に質問状を送ったところ、 「個別の案件については、お答えを差し控えさせていただきます」 との回答だった。 一方、今回“スルー”された形になった東京都監察医務院に確認したところ、 「私たちに行政解剖か調査法解剖かを決める権限はなく、警視庁が決めることなので、何も申し上げることはありません」 と回答した。 「どんな事情であれ、まずは遺族の希望を最優先にするべきだと思います」(伊藤教授) 異例づくめなのは、中山さんらしいのかもしれない。