1月1日に放送されたフジテレビ系のバラエティ番組『新春!爆笑ヒットパレード2025』が物議を醸している。同番組は今年で58回目となる毎年恒例の正月お笑い特番で、ほぼ毎年出演しているお笑いコンビ・爆笑問題が大トリで時事ネタを盛り込んだ漫才を披露した。
そのネタ中に太田光(59)が際どいボケを連発。
「フジテレビ潰れます」
「今年が正念場だと思います」
この言葉を皮切りに、
「フジテレビで新しい番組が始まるんですよ、今度。タイトルがね、『だれかtoだれか』」
「みんないなくなっちゃうからー!」
「Aプロデューサーって誰?」
と、昨年末から話題となっている“例の件”について言及したのだった。
例の件とは、12月19日発売の「女性セブン」を皮切りに、「週刊文春」「スポニチアネックス」が報じた、元SMAP・中居正広(52)の女性トラブルだ。昨年6月に行われた会食後に女性と深刻なトラブルを起こしていたことが発覚。すでに双方の話し合いにより、中居が女性に約9000万円を支払い解決済みであることを中居の代理人弁護士はメディアの取材に対して認めている。
このネタが問題視された理由について、芸能記者はこう話す。
「中居さんの問題はすでに解決済として、テレビでは一切触れられてこなかった。さらに女性セブンと週刊文春は、トラブルの発端となった会食にフジテレビの幹部社員が関わっていたと報じていたんです」
ただ、当のフジテレビは12月27日、同社公式サイトで《内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません。 会の存在自体も認識しておらず、当日、突然欠席した事実もございません》と完全否定。
「とはいえ中居さんサイドはトラブルがあったことは認めており、セブンと文春の報道では会食をセッティングした人物がいるとされているため、食い違う部分も多く謎は残っています。
そんな中、初めてテレビで言及されたのがフジテレビのバラエティ番組だったというのはなんとも皮肉ですね……」(前出・芸能記者)
テレビ局が一連の報道をスルーするなか、ぶっ込んだ太田のネタ。ネットでは「よくやった」「確実に一石を投じた」と支持する声が多くあがる一方、問題が問題だけに「笑えない」という批判も。
「日枝出てこい!」
と、前出のネタでフジテレビの取締役相談役・日枝久氏と思われる名前まで叫んだ太田。
フジテレビが“中居問題”について会見を開くことはあるだろうか……。